靴箱のポスト
今日は雨・・・・
私はコンジュを車で中学校のそばまで送る・・・・・
こう書くと、学校までとても遠い距離に感じるよね・・・
でも、知ってる人は知ってると思うけど
コンジュは徒歩圏内なのに、なぜか特別な便宜をはかってもらって
自転車許可。
そのうえ、当然、学校まで近いから雨の日は歩いていけるはずなのに
雨の日は車通学。
「雨が降ってるから、お願い!送って~~~」って頼まれて、
「はい、はい」と車を出す。
今日はコンジュを送り終えて、車から降りようとしたら
助手席に体操服が・・・・
急いでまた車で引き返す。
そして
「ホラ、忘れ物だよ」
「あ、ありがとう!」
小学校の時から、コンジュの忘れ物をよく学校に届けた。
雨の日は、靴箱に長靴と傘をかけておいた。
ノート、教科書、体操服、提出物、宿題・・・・・・
他のお母さんから過保護すぎると笑われて
自分でも、子供のために、こんなことはやめようと何度も思った。
でも・・・・結局やめられなかった。
靴箱は、私とコンジュの、暗黙のポストだった。
確かに叱ることもあるけれど、基本的にわたしは子供に甘い母親だ。
先日コンジュが、
「あのね、雨が降ったり忘れ物すると、私は靴箱を見に行くの。
そしたら、たいていお母さんが届けてくれてる。
それが、すごく嬉しかったんだ・・・・・」
「コンジュもお母さんになったら、子供のために傘と長靴を届けにいく?」
「うん。当然だよ。だって、すごく嬉しかったもん」
この前読んだ本に偶然、まったく同じエピソードが書いてあった。
締めくくりの言葉は
「あまやかされたその思い出は、いつも私のこころにあって
わたしの心の芯の部分を温かくしてくれる。
そして、自信を私にさずけてくれる」
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